au が米 Apple社に協力して iPhone の拡散に乗り出して早数ヶ月。
「電話中にメールやアプリ内データ送信ができない」「FX取引アプリで売買中に電話が掛かってきたから数百万円の損益が出た。掛けて来た友人コロス(電話通信と全てのアプリ通信の並行接続が不可能)」といった、au というキャリアの送信方式の仕様上どうしようも無い致命的な欠陥はあるものの、つい最近メールのプッシュ通知やFaceTime、「メッセージ」の利用などは可能になって来たという点で、今後益々「iPhone買ったんだけどKさんは詳しいでしょ?オススメアプリとかある?但しキャリアは auだけど…(後半声が小さくなる)」という友人・知人が増えることが予想される。
KDDI幹部が「毒饅頭にもなり得る」と漏らした au の iPhone 販売権獲得には Apple社の課す販売台数ノルマがあり、現状「売れるわけも無い在庫を年間200〜300万台抱えることになっている」「iPhone 販売権獲得ならず Android 販売戦略を大々的に打って出た時のレディ・ガガ起用経費すらいつ支払い終わるか判らない」と言われている「Android au(笑)」の事情は厳しいものがあるのだろうが、関係諸氏が在籍していることを思うと応援せずにはいられない。
(Softbank との キャリア仕様の違いはこの辺りをご参考に)さて本題。
キャリアの差異に関係なく「使えるアプリ」を厳選して紹介します。
定番と言えるものから公開されて間も無いものまで、実際に長期間使用し、或いは長期間使用して来たものに取って代わった優れものです。
産経新聞<無料>
無料で産経新聞朝刊とフジサンケイビジネスアイを完全に読むことが出来ます。
昨年の震災以降しばらくは夕刊も閲覧可能でしたし、今でも号外などは夕方のタイミング等で更新されています。
紙媒体の新聞の契約をやめると実質通信費も下がったことになりお得感倍増。「実質無料」とか書くとケータイ販売キャッチコピー臭くて恥かしい。
産経新聞的には紙媒体とは違ったスポンサーを獲得し、デジタル(通信)メディアなりの広告形式(タップするとWebサイトが開くとか動画が再生されるとか)も導入されている手前、紙の部数が減っても「やる価値はある」と見ているのでしょう。
競合各社は軒並み有料アプリしか出していないのでそう簡単では無いことは伺え、また実際はそんなに発行部数も落ち込んでいないようなので「新しいメディアは蓋を開けて見なければ判らない」のはその通り。
他の新聞は後述する Flipboard 内に RSS でアグリケートしてしまうので本物の新聞(実際には本物じゃなくてデジタルだけどね)はこれだけで OK。
残念ながら iPad 版は有料かつ iPad に iPhone 版は入れられません。
マイナビニュース<無料>
言わばマイナビ専用RSS受信アプリ。
読み込む「カテゴリ」を独自に設定できるので、無駄なAKB情報とかのエンタメ情報は非表示にできる。まぁ、このアプリの初期設定(全カテゴリ表示)で私がAKBというものの存在を知ったという意味では(勿論現在はエンタメ系情報は見ていないのでAKBが解散しているのかどうかは知らないが)最小限の情報ツールとして非常に有効なアプリだと思われます。「カテゴリー」のことをカテゴリというバカさ加減には嫌気が差しますがね。こいつ等コーヒーを「コーヒ」、ベビーカーのことを「ベビーカ」って書いてんだろうか?そこ迄徹底してるなら赦す。
因みにエンタメ系は文字情報しか見てない私はモーニングムスメとAKBとKARAとアヤセハルカが並んでいてもどれが誰だか区別できません。聖子ちゃんが入ってたらわかりますとも! エグザイルとラルクアンシエルとルナシーが並んでいても同様に判別不能。カワムラリュウイチという人物が上記のどれに属しているかも不明。坂本龍一なら親父の友達の横尾忠則さんの友達の細野晴臣さんの友達だから知ってる。上戸彩と綾戸智絵の違いは昨日家内に教えてもらいました。
ブックマークは100件迄という制限はあるものの、メールで全件を送信できるので問題なし。
LogMeIn<無料>
PCを遠隔操作できるアプリと言えば解り易いでしょうか。
ただしまだまだ操作感はぎこちない感じなので次の TeamViewer も同じくらいの頻度で使っています。
当然 iPad 版での使い心地は更に◎。
TeamViewer<無料/企業版は有料>
無料の PC遠隔操作系 iPhone アプリとしては老舗と言えるでしょう。
次々に機能拡張を遂げ非常に使い易くなりました。が、あまり高度になってもややこしくなるばかりで如何なものかと思っている矢先に上述の LogMeIn と出会いました。つまり、一つで完結する方向を期待するのではなく「両方使えばええやん!」という発想に落ち着き、機能補完できる両者を活用しています。
有料番も含めかなりの数を試して来た結果の 2 つです。
当然 iPad 版での使い心地は更に◎。
Nドライブ<無料>
30GB まで無料のクラウドストレージです。
後述の 2 つと併用すれば最強です。
Apple社が嫌いで、業務上仕方なく Macintosh を使っていたものの iPod 等は完全無視していました。そんな私でも(Softbank の株主だったとは言え)便利だからという理由で iPhone の購入に踏み切りましたが、それと同じことがこのアプリにも言えます。
韓国系企業は大嫌いです。Apple社や Softbank と同じくらい嫌いです。でも、韓国系企業 NAVER の提供する Nドライブは使い易いです!
嫌いなものが3つ合体して好きなものになる不思議。
私は一つしかアカウントを作ってないので試していませんが「設定」メニューの中でアカウント切り替えも容易に行えるようです。つまり事実上容量無限(試してみる方は、利用規約等を熟読して下さいね)。
PC - Macintosh - iPad - iPhone 間でシームレスにファイルのやり取りができます。
Dropbox<無料>
言わずもがな。
無料で使える容量は少ない(私の場合キャンペーンやベータ版導入等色々頑張って10GB程度には底上げしたがそれでも少ない)が他のアプリとの連携という点で必須アプリとなっています。
後述する Textforce 等と連携して使っていると Sugarsync や Evernote に金を出している人は単に情報弱者としか思えなくなって来ます。Evernote はたまに使ってますが、そこまで無理して Evernote で完結させなくてもなぁ…と思うこと頻り。
PC - Macintosh - iPad - iPhone 間でシームレスにファイルのやり取りができます。
Box.net<無料>
無料で50GBのストレージ。
もう iPhone の64GB版を持っている自分を疑ってくるレベルです。
ちょっと操作性は悪いけど連携性・親和性の Dropbox、利便性・解り易い GUI のN ドライブ、容量のBox.net を併用すれば向かう所手品師。
PC - Macintosh - iPad - iPhone 間でシームレスにファイルのやり取りができます。
Buzz Contacts<¥85>
電話、メール、住所録、メッセージを一纏めにして使い易く。
素晴らしい!まだ導入ホヤホヤですが、これまで(ついついタップしてしまって電話発信してしまう iPhone の特性を防止するために) WebDial と(iPhone で住所録がグループ分け出来ない制限を破るために)Groupy を連携させていたのですが、それらの機能に美しい&使い易い GUI を加味して一つで行けるようになりました。素晴らしい!
公式アプリ3本 Skype/Twitter/Facebook<無料>
「Twitter に画像を中心に投稿する」といった特殊な利用法を望まない限りこれらは公式アプリの利用を推奨します。
確かに、使い易いサードパーティー製のものは無料のものから有料のものまで数多くリリースされていますが、それらは本体サービス自体のアップデート時に素早く機能追従できないデメリットがあります(何度も経験しました。その度に乗り換え〜また戻り〜どこかで良さそうなアプリ情報を見つけるとまた入れてみて〜と繰り返していました)。つまり通常の利用では明らかに公式アプリならではのメリットの方が大きいという結論です。
GUI に至っても「公式はダサい」というのも頻繁なアップデートで解消されて来ていますし、最終的には(Twitter と Facebookは)後述の Flipboard に統合してしまいますので飽く迄保険としての公式という認識で構わないでしょう。
Skype に至っては非 iPhone/iPad/FaceTime ユーザー への対応という意味で入れておいて損は無いという程度。
メッセージ<デフォルトでインストール済み>
iOS4.X 迄は MMS/SMS という名のアプリでした。
本来ここに掲載するべきではありませんが、Android からの乗り換え組に対して見るべき点があることに気付いた次第です。
前述の Nドライブと同じ韓国系企業の提供している Line というアプリがあり Android ユーザーを中心に利用者が急増しているのですが、機能的にもGUI的にも iOS 「メッセージ」のパクリなのは明白です。但しメッセージには電話を掛ける機能が無い(当たり前)ので、これを統合してしまっている所が強ち切り捨てられない点です。
iOS - Android 間でも無料通話ができ音声品質等も Line より優れている Viber というアプリがあり、言わばこのViber とメッセージを合体させたものが Line というわけです。
つまりデフォルトアプリのメッセージと Viber を使っていれば Line は不要なのですが、いかんせん Line は普及しすぎており「連絡は Line でお願いします」的な風潮に対して一々「無料通話したくて iOS 持ってないなら Skype か Viber入れろ」とも言えませんし、私の iOS の住所録で見る限りにおいても Viber より Line ユーザーの方が多く、結果的に相手に合わせる意味で Line のアンインストールには踏み切れません。Skype は電話番号での通話は有料ですしね。
どこまでが統合されていれば便利な線なのかは人それぞれですが、何でも入れられる iPhone 内に更に統合されたアプリを入れて行くのはどうかという感じです。ならば「全機能アプリ」という一つのアプリが入っていれば良いことになり、それはガラケーの姿でしょう。
またLine の統合思想は前述の Buzz Contacts や後述の Flipboard のような統合系アプリとは意味合いも違っていますし。
長くなりましたが、最初から入っている「メッセージ」は iOS デフォルト機能ですから非常に優れたデザイン・機能性・利便性を持っており、わざわざ他のアプリを使う必要はないと言いたいのです。実際、一日50件以上のメッセージをやり取りしている私の場合それらの一部はメッセージに、Viber に、Line にと分散されて蓄積されて行くのが非常に管理し難い状況を生み出しています。
Viber<無料>
上の「メッセージ」で語り尽くした感のある高音質無料通話アプリで、スターバックスコーヒーと同じくイスラエル系企業が提供しています。
iOS や Android デフォルトの住所録に入っている人同志なら自動で相手がインストールしていることが判る仕組みになっており、特に Wi-Fi 環境での通話品質は「同じ部屋にいる人と話している様」です。
また私の知る限りにおいて Line のように何処か(韓国?)のサーバーに通話やメッセージのやり取りが勝手に記録されている臭いも感じません。
イスラエルというと政治的な話を除いては「IT 先進国」「スターバックスコーヒー」「ナタリー・ポートマン」ぐらいのキーワードしか思いつきません。行ったこともありません。
因みにViber にも iPhone にも責任は無いのですが au がクソキャリア(ついに書いちゃったよ)な為、通常の認証ができません。
こちらで解説されているように音声確認を行って下さい。あーあ。
Flipboard<無料>
買収したTellmeを成功させた人@Microsoft と iPhone 担当シニアエンジニア@Apple が独立してスタートアップ。それが Flipboard。
平たく言えばソーシャルマガジン。Facebook でも Twitter でも LinkedIn でも Web サイトの RSS でもナンデモカンデモを統合し、ページをめくる感覚で一冊の本にしてしまうことができる夢のような iPad 用アプリ(Apple 公式 iPad 最優秀アプリオブザイヤー受賞!)が iPhone 版として最適化されて登場。
Web サイトの巡回から自分の Facebook、Twitter、LinkedIn のステータスアップデートなどをアグリゲートし、雑誌のように閲覧することは勿論、Twitter ならtweet機能、Facebookなら I Like 機能というようにそれぞれのサービスに応じたリプライを返すことができます。
正直言って iPad 版に感動していた手前 iPhone の小さいディプレイ向きでは無いと考えていたのですが、iPhone 4 以降の Retina ディスプレイに最適化された GUI を見るにつけ、こんな方法もあったのかと驚くばかりです。
アカウントを設定しておくとiPad と自動同期します。素晴らしい!
Sleipnir<無料>
国産Webブラウザー。
慣れる迄苦労するかもしれませんが是非「フォルダ管理」ではなく FenrirFS を使って下さい。PC/Macintosh/iPad/iPhone 間でブックマークを同期できます。
Firefox でもアドオンの Firefox Home を使えば 同期できるのですが、iPad/iPhone からは追加できず PC →モバイルの一方通行になります(「電車内で iPhone で見ていた記事をブックマークしておいて後で会社の PC で見る」ということはできない。PC で登録したブックマークを外で見ることはできる)。
しかし、この Sleipnir + FenrirFS なら双方向完全同期、しかも自動で。
ブックマークが 1,000件を超えると手動同期が必要になる(しかも私の場合は不具合続出…)のですが、それまではまさに快適。サーバー上にも保存して置いてくれるのでバックアップもバッチリ(但し3,000件迄)。
20 種程の無料/有料ブラウザーを試して来た結果、結局Safari も使う前提でこれがメインブラウザーになりました。
Textforce<期間限定セール中¥250;通常¥350>
シンプルなテキストエディター。そしてDropbox自動保存。
iPad とも PC とも何も考えずに完全同期。素晴らしい!
これに出会う迄有料/無料を問わず数々のテキストエディターを試してきた結果、無料の PlainText というアプリに慣れ親しんでいたのですが、広告が入るとか Shift-JIS コードの出力が iOS で文字化けするとか色々難ありでした。
Midomi SoundHound<無料>
外で聴いた音楽でも、TV で流れている音楽でも、果てはあなたの鼻歌でも、高い精度でその曲の情報を検索してくれます。有料版もありますが、無料版でも機能的には問題なし。
ついでに iTunes Store での購入リンク、関連情報リンクや Youtube リスト等も表示されます。
「曲のタイトルも誰が歌ってるかも、そもそも歌手の人種も性別も知らないけどCMで聴いた ♪フンフフンフンフーンピロリ〜♪ って曲を調べる」なんて芸当ができてしまいます。
AccuRadio<無料>
所謂高品質ネットラジオ。
無料で同じジャンルの楽曲を垂れ流ししたり気に入ったものを iTunes Store で購入するための試聴として割り切った使い方が有効でしょう。邦楽は(調べてないしあったとしても聴かないので)知りませんが、あらゆるジャンルの楽曲が網羅されています。
ネットラジオ系アプリも何十種も試してきましたが、音質と言い操作性と言いデザインと言い、これが一番でした。
Photosynth<無料>
360°繋がった写真が撮れます。
筆舌に尽くし難い先見性がフィーチャーされていますのでこれ以上の説明はできず、実際に使っていただく他はありません。
シャッターは一回押すだけで後は自動!素晴らしい!
Calc<無料>
日本が世界に誇るDENTAKU - 電卓 - を iPhone アプリ化したものです。
iOS デフォルトの電卓もそれはそれで良い(Apple のインダストリアルデザイングループ担当上級副社長ジョナサン・アイブがデザイン。1978 年に発売された Braun Control ET44 計算機のレトロな風貌をモチーフにした。因みに、iPhone をランドスケープモード=横向きにすると関数電卓になる)のですが、この Calc は、いつも電卓でありがちな使い難さのアレやコレやが悉く解消されます。デザイン的にはショボいですが。
電卓系も数々試してきましたが、デフォルトのものが素晴らしいのと、iPad 専用でもっと良いものがあることから iPhone 版の探求はやめてしまいました。Calc 同様の機能と操作性が実現できている iPhone 用電卓アプリでもっと(特にデザインが)良いものがあれば、是非教えて下さい。
GoodReader Lite<無料>
PDF を開くのに便利。
というか意識して使うアプリではなく何らかのアプリの仕様で PDF が直接開けない場合「次のアプリで開く」でこれを指定すれば一瞬で事足ります。つまり取り敢えず入れておくべきです。
…と書いた迄は良かったのですが 2010年11月頃に無料版の公開は終了していました。私はそれ以前に入れていた様で。
有料版で、ある意味本物の
GoodReader <¥450>はこちらからダウンロードできます。
…と書いた迄は良かったのですが iOS5 以降は iOS デフォルトアプリとして iBooks が入っていますので、何も入れずに同様のことが実現できました。
iGunCon<無料>
銃の音がするアプリ。バンダイナムコ提供。
何の意味があるの?と仰る方、モデルガンアプリならもっと本格的なものがあるじゃん!と仰る方、違います。
あなたが iPad 所有者である/あなたのそばに iPad を持った人が居るという状況ならば、即同社の Time Crisis 2ND STRIKE HD をインストールしましょう/してもらいましょう。すると、モデルガンにもゲームにも興味が無い私が何故このアプリをお勧めするのかが立ち所に判明するでしょう。
あなたの iPhone で実際に撃てます。
SimplyMemo<無料>
シンプルに手描きで図を描くにはこれ。保存もできます。
TanzakuFree<無料>
文字を手書きで素早く記録することができます。
上の SimplyMemo とはまた違った利用法が可能です。
…と書いておいて何ですが、このアプリはかなり前に公開終了になっていた様で。同じ作者の新しいアプリは見つかったのですが、TanzakuFree の持つ利点は継承されておらずシンプルな手書き文字入力エディターという要件を満たすものではありませんでした。
また同様のものを見つけたらここに追記します。
<近日中にもう2〜3追加予定>
以上、折角なので可能な限り iPhone 4S の音声入力機能を(家内が不審の眼を向ける中)使って書いてみました。
尚、上記の全てが iPad と兼用可能なユニバーサルアプリというわけではなく iPhone 専用のものが多々あります。
ですから、例えば iPad での利用を前提とした電卓アプリはまた違ったものをお勧めしています。それらはまた別の機会にでも。
ご注意